メタボ診断:腹囲は国際基準から外れる


メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の診断基準が国際的に統一され、腹囲が診断の必須条件から外れることが分かった。日本はいわゆるメタボ検診(特定健診・保健指導)で腹囲測定を必須条件としているため、このまま維持することになるらしい。


もともと腹囲基準については、曖昧で、外から測った腹囲と実際の内臓脂肪との相関についても疑問視する声もあります。男女でも腹囲基準が違うことについても根拠が明示されているわけではありません。制度として始まっているので変更が容易ではないのは分かりますが、いわゆるグローバルスタンダードから外れた形で今後は(今後も)運用していくことになりそうです。制度の違いや人種の違いなども考慮には入れないとは思いますが、日本だけが特異な基準で運用していくことは、再び議論を呼びそうです。

予防的な医療や健康診断は望ましいことですし、私たちひとりひとりが生活習慣を見直して健康の維持、向上に努める良い機会だというのに、制度に信頼がおけないというようなことにならなければ良いと思います。

行き過ぎた肥満は本人にとっても良くないことは明らかですが、保険料のアップにつながりかねない制度では、太っていることイコール「悪」だとみなされたり、保険料のアップの原因を個人の体調管理に結論付ける魔女狩りのような事態が起きないことを望みます。
体質的なものもありますし、太る自由もあるていどは尊重されるべきなのではないでしょうか。

とはいうものの一般論としては、ともかく生活改善、体質改善を心がけることで、たとえ基準がどうなろうとメタボにならないように努めることが大切です。





Posted by shizuoka2008. at 2008年08月21日12:57




削除
メタボ診断:腹囲は国際基準から外れる