メタボ予防にも役立つ健康診断

病気治療に際して、検査を行うことは当然ですが、それは症状が現れてからその原因や病気の程度を確認するために行われる場合がほとんどです。あるいは治療の進み具合とその効果を確認するために行われる検査もありますが、いずれにしても通常行われる検査は、事後処理的なものといわざるを得ません。

これに対して、「具合が悪い」という自覚症状を確認するために行う検査ではなく、病気になる前に健康状態を把握しようというのが健康診断と呼ばれるものです。健康とは、病気ではない状態を指すのではありません。もっと積極的な意味での「健康」。その実現を手助けするのが予防医学的な考え方です。なんとなく頭が痛い、お腹が痛いというときに正しい検査を行うことができれば、病状の悪化を食い止めることができますし、普段から自分の正常な健康状態を把握、管理することで病気を早期発見、早期治療するためには、健康診断は欠かせません。

知っているようで案外と知らないのが、自分の身体です。血圧を測ったり、血液検査をしたり、Χ線写真や心電図をとったりすることでより性格に身体の状態をつかむことができます。内臓脂肪の付着が原因でおこるさまざまな病気がありますが、その予備軍とでも呼ぶべき体調の異常をいちはやく感知し、適切に対応していく。やっぱり医療はすばらしいとあらためて思います。

健康診断を適切に行うことで、病気にならないように、あるいはなってしまっても病状が悪化しないようにしたいものです。メタボリックシンドロームは、その代表例かもしれません。内臓脂肪の管理という明確なターゲットに対して、医師と二人三脚で臨んで行きたいものです。





Posted by shizuoka2008. at 2008年07月15日00:28




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